認定支援機関 行政書士たいぞう事務所の小堀大藏です。
あなたの事業が成功するために何か役に立つ情報をできるだけわかりやすくお伝えしようと考え、このブログを書いています。
この1週間、将来の生産性向上を期待させるChat-GPTが大きな反響を受けています。この新しい技術について解説する立場にはありませんが、経済界の識者の反応がありますので、いくつかのコラム等をご紹介します。
今週は、5社のコラム等に発表されたChat-GPTに関する識者の評価等をご紹介しました。
今日は、『KDDI総合研究所 研究員コラム 2023.04.10』小林雄一「第4回 Chat-GPTなど生成AIは、私達の仕事や雇用をどう変えるか」を紹介します。
第4回ですので、すでに発表された文書の題名だけは列挙しておきます。
【AIブームの第2波を巻き起こすGenerative AI】
第1回 画像生成AIとは何か
第2回 話題のテキスト生成AI「ChatGPT」の性能評価
――確かに回答には誤りが多いが、本来の実力を見極めるには今しばらく時間が必要
第3回 生成AIが著作権侵害などで訴えられる
――人間の作品から学んで創る人工知能はクリエーターやジャーナリストの敵となるのか?
第4回 Chat-GPTなど生成AIは、私達の仕事や雇用をどう変えるか
「ChatGPTをはじめ生成AIは私達の仕事を支援してくれる新しい味方となるのか?それとも私達の雇用を奪う敵になるのか。という問いを上げ、いくつものレポートが出ていることを報告しています。
「これら生成AIを使えば使う程、その頭脳労働における能力の高さには圧倒される。別にそれらの宣伝をするわけではないが、筆者に限らず実際にお使いになった多くの方も恐らく同じ感想を抱いておられるはずだ。」と従来の識者の脅威になると指摘しています。
「特にChatGPTは、単にこちらの質問に答えを返すだけでなく、小論文やメールを書いたり、長文の要約を作成したりと色々な用途に使える。」とその内容を解説しています。
「今年3月にChatGPTのベースとなる大規模言語モデル(LLM)が…GPT-4に移行すると、それらの問題は大幅に改善された。…今やChatGPTが返す回答は誤りが少なく、理路整然として論旨も明快だ。これなら仕事にも十分使える、というのが筆者のお世辞抜きの感想である。」としています。
「筆者が最初にChatGPTにNYT記事の要約をリクエストしてから、最後にまとめのレポートが作成されるまでに要した時間は僅か5分程度だった。仮に筆者がChatGPTを使わずに同じ作業をこなしたとすれば、最短でも半日、下手をすれば1日がかりの仕事となっていただろう。」として、「作業の効率化を促すという点で驚異的なツール」と評価しています。
「ただ一つだけ、ChatGPTがどうしてもこちらの言うことを聞かないのは、大統領選におけるトランプ氏の勝敗予想だ。」として、ChatGPTは、「私はAIであり、将来の出来事を正確に予測する能力は持ち合わせていません」という旨の解答が返ってきた(ただし勝敗を予想するための材料やそのための分析軸等は豊富に提示してくれた)。」とも報告しています。
「ホワイトカラー職の業務時間の大半は各種ドキュメントの処理や分析に充てられていることを考えると、ChatGPTいずれは新型のマイクロソフト365やBing(ビン)、グーグルの検索エンジンなど生成AIに対応した新製品がビジネス・パーソンの仕事を大幅にサポートすることになりそうだ。」と期待を示す。「ただし、それが行き過ぎると頭脳労働者を支援するのではなく、むしろその職を奪う可能性も出てくる。」としています。
「米国の金融機関ゴールドマンサックスの調査によれば、生成AIは今後、世界全体で約3億人相当の仕事を置き換える可能性があるという。」と大きな変動を示唆しています。
「特に米国では企業の事務・管理支援職への影響が最も大きく、雇用全体の44パーセントが生成AIで自動化される見通し。これに続いて法律専門職が同44パーセント、建築・設計エンジニアリング職が同37パーセントの順となった。」
「他方で生成AIは世界のGDP(国内総生産)を7パーセント押し上げる効果も期待されるなど、プラスの側面も指摘している。
「文字通り両刃の剣となるツールだけに慎重な対応が求められるが、遅かれ早かれ来るものは来る。もちろん情報漏洩の危険性なども指摘されているが、それらを口実にして頭ごなしに生成AIの業務利用を禁止する企業は他社との競争に敗れることになるかもしれない。」と厳しい予測をしています。
これを機会に、最先端の発言をしている落合陽一さんやホリエモンさんのYoutubeを見たりして最新情報を視聴しましたが、お二人とも「今頃何を言っているんだ」のレベルの話で、正直、理解を超えているレベルの話が多かった気がします。
このお二人から聞き出している方々でさえ、話を合わせているが、このChatGPTに追いついていないように見えました。最先端の方々のお話を分からないなりにウォッチしていきたいと思います。