認定支援機関 行政書士たいぞう事務所の小堀大藏です。
あなたの事業が成功するために何か役に立つ情報をできるだけわかりやすくお伝えしようと考え、このブログを書いています。
「はたらく幸せ実感」「はたらく不幸せ実感」という言葉にひかれて、パーソナル研究所の調査報告を読みました。働く人が足りないと言われますが、日本の働く環境が日本の成長を阻害しているような気がしました。
この責任は、昭和の世代である私たちの責任かも知れません。この調査報告をよく理解して、早急に改善の手当てをして、「はたらくことが楽しい」「はたらくことを通して成長する」ことのできる日本を創ることを強く求めます。
今日は、この調査よって考えられた分析結果「「はたらく幸せ実感」と逆行する日本の雇用慣行や組織文化を見直すことで、「はたらくWell-being」の向上につながる可能性」について紹介します。
この調査レポートの最後に、「分析コメント」として、【「はたらく幸せ実感」と逆行する日本の雇用慣行や組織文化を見直すことで、「はたらくWell-being」の向上につながる可能性】として、以下のような指摘をしています。
「日本の「はたらくWell-being」の低さを指摘する調査報告は少なくない。そこで、本報告書では、『なぜ、日本の「はたらく幸せ実感」は低いのか?』との問いを立て、その背景やメカニズムの解明を試みた。」と問題意識を表明しています。
「本調査を通じ、日本の「はたらく幸せ実感」が低い背景とそのメカニズムには、日本の雇用慣行や組織文化、価値観といった要素が根深く影響していることを確認した。」とその分析と実態を確認できたと評価しています。
また、「社会において年月をかけて形成・継承され、広く共有された慣行や文化、価値観といったものは一定の秩序と安定の上に成り立っているため容易に変容し難い。」として指摘しています。
「しかし、官民挙げて人的資本投資やリスキリングが注目され、さまざまな助成施策が展開される今日、日本の就業者はなぜ成長実感が得難く、自己に投資する行動に至らないのかといった根本的な問いに改めて向き合う必要がある。」とその問題への真摯な取組姿勢を、そして、その実行を促しています。
さらに、「コロナ禍を経て、就業者一人ひとりの価値観に少なからず変化が生じているこの時期こそ、容易には変容し難い組織文化や雇用慣行などへの介入を試みる好機ととらえたい。本調査のデータや観点が、今後の議論を深めることに資すれば幸いである。」とまとめておられます。
骨太方針などがまとめられている今、日本のどの立場にある者も聞く耳をもって、この実態を共有し、大きな変化を受け入れ新しい日本を作ってほしいものです。
「働くことが楽しい」「色々な文化や考え方を許容する寛容性のある組織と人間」を育てて、世界に貢献するチャンスが目のまえにあるのですから。
今週末から大型のゴールデンウィークです。私も、ブログの発信を1週間お休みにします。改めて5月8日(月)から第19週のブログを予定しています。皆さん良いお休みを。心身ともにリフレッシュしてください。