こんにちは、
融資コンサルタントの小堀大藏です。
あなたの独立起業が成功するよう祈って、このブログを書いています。
先週は、地元の金融機関、信用金庫とお付き合いをするための準備の準備、すなわち、「心構え」のような話をしました。
今日からは、日本政策金融公庫総合研究所が取りまとめた『急成長のメカニズムー新規開業企業に学ぶー』(同友館 2019.7.12)という本を参考にしてお伝えします。
それでは今日の話題です。
「開業したてのあなたと経営課題 経営課題の全体像」です。
この本の中では、新規に開業して大成功を収めている「急成長企業」の個別の事例紹介とその成功の中身を詳細に説明しています。「なるほど、すごいな」と思うことばかりです。しかし、成功の理由を簡単に真似ることもできず、もう少し踏み込んで考えてみたいと思います。
さて、開業後の企業が抱える経営課題はたくさんあるものですが、この本では、開業直後と5年後(正確には0年目と4年目の企業)に、同じ質問をして経営課題の比重がどのようなテーマに異動しているのか、それぞれのステージの企業を5つに分類してその状況を探っています。
あくまでも、開業後、日本公庫から借り入れをした創業企業が対象です。
まず、経営課題(現在苦労している点)ですが、以下の分類となっています。
- 商品・サービス関連
- 顧客・マーケティングがうまくいかない
- 商品・サービスの開発がうまくいかない
- 生産管理・品質管理がうまくいかない
- 経費・事務関連
- 経費がかさんでいる
- 受注単価・販売単価が安い
- 原価(仕入・外注費)がかさんでいる
- 財務管理・経費処理がうまくできていない
- 人材関係
- 必要な能力を持った従業員を雇用できていない
- 従業員の人数が不足している
- 従業員をうまく育成できていない
- 資金関係
- 資金繰りが厳しい
- 金融機関からの借入が難しい
- その他
- その他
- 特に有漏していない
こんな内容ですが、皆さんはすでにチックしましたか?「私も、これができていない」と。
この質問を2011年末(0年目)と2015年末(4年目)に同じ質問をして、その企業がどのように答えているか、どこにニーズがあり、変化しているのかを探っています
とこrで、企業の種類は。①自己雇用企業、②縮小企業、③現状維持企業、④成長企業、⑤急成長企業の5つに分類nなっています。
多くの企業が開業後、これらの課題と向き合って、どのように解決し、生き残っていいけるのかです。残念ながら、1年後には半分、3年後には約7割の新規参入企業が市場から去っているのです。日本公庫が貸し付けている企業では一度篩にかかっているので、そんなに多くはないのでしょうが。
明日からは、具体的な経営課題への取り組みと解決策について考えます。