こんにちは、
融資コンサルタントの小堀大藏です。
あなたの独立起業が成功するよう祈って、このブログを書いています。
今日のテーマは、
「東京都の中小企業政策 東京都中小企業振興ビジョン その1 現状分析」です。
昨日の国の中小企業政策に関する予算に引き続いて、東京都の中小企業政策についてお話します。
東京都には、小池知事になってから、「東京都中小企業振興ビジョン~未来の東京を創るⅤ戦略~」(2019年1月)がまとめられました。
「東京都中小企業振興ビジョン~未来の東京を創るⅤ戦略~」の概要のポイントについてお伝えします。本日は、特に現状分析についてご案内いたします。
東京の中小企業を取り巻く環境は、とても良好で、都内産業の現状を見ると、世界でも最大級を誇る人口・経済規模である東京には、多様な産業の集積し、また、その産業を支える都市インフラとても充実していると自負しています。
しかし、他方で、大きな3つの環境変化が起きており、その進展に十分追いついているとはいい難いのです。まず、グローバル化の進展により外国人の労働者の急激な増加があります。
≪外国人労働者数の推移≫ 出典 内閣府「平成30年第2回経済財政諮問会議資料」
また、ICT技術の広がりに国も、東京都も対応した人材づくりに手間取っています。さらに人口の減少が働き手不足を生み出しています。同時に、これらの複合的な的な要因による影響を引き起こしていると言えます。
≪IoT・ビッグデータ・AIが創造する新たな価値≫ 総務省 「平成28年度版 情報通信白書」
「都内産業の現状」や「3つの環境変化と社会経済の動き」を分析し、中小企業の10年後の目指すべき姿を示し、検討を進め、実現に向けた5つの戦略と当面の施策展開を記載し、ビジョンとして掲げる施策を加速させるため、高い数値目標も設定しています。