こんにちは、
融資コンサルタントの小堀大藏です。
あなたの独立起業が成功するよう祈って、このブログを書いています。
今日のテーマは、「令和2年ブログ発信の取組みについて 一緒に独立起業2年目の崖を越える」です。
令和2年(2020年)が始まりました。昨日に引き続き、今週は、今年の取組みについてお話します。どうぞ、よろしくお願いいたします。
昨年、「起業の失敗」というテーマで1週間書きましたが、その一番の原因は、経営者がお金に無頓着で、資金繰りも考えず、経営者としての自覚や勉強を怠った結果、うまくいかなくなってしまうことをお伝えしました。
そこで、今年の半分は、こうした初心者経営者のための「心得」「計画」「資金繰り」「月次」「金融機関への報告」「融資の申込み」などの解説と、タイムリーな「補助金」「助成金」「支援策」などの情報の提供をしたいと思います。
今日の話題である「独立起業2年目の崖」ですが、多くの場合は、これを越えることができず、資金の枯渇による廃業に追い込まれてしまいます。実際には、崖から転がり落ちる「倒産」ではなく、崖や壁の前に立ちすくんで、前に行けなくなってしまうのです。市場から退場、あるいは、看板は残っているけど、実際はサラリーマンやアルバイトに戻って営業停止状態ということを指します。
それでは、何故、独立起業から2年目なのでしょうか?
実は、創業したばかりの経営者は、一生懸命ためた自己資金が手元にあったり、その資金を手がかりに、創業資金の融資を受けたりし、多少なりともお金が手元にあることが多いようです。
借入時の「創業計画書」の中でも、創業当初から黒字にある予想を立てていることは少なく、1年後、あるいは、2年目に黒字転換するような計画を立てられています。また、そのようなことを前提に、創業2年の間に「融資」を受ける際には、試算表と事業計画書があれば、決算書を提示しなくても借入ができることが多いのです。
しかし、2年を超えて融資を申し込むと、今までの2年間の決算書の提示が求められます。つまり、2年を過ぎてお金がなくなってから融資の申込みをしたら、殆どの場合、当初の事業計画書と決算書の比較をされ、うまく行ってない理由を求められます。
適当な理由や事業の見通しをしっかりと答えられないと、「もう少し様子を見ましょう」と言われて、七転八倒することになるのです。これこそが、「2年目の崖」と言われる現象です。
このような苦労をする前に賢くなるか、どんなことをしても乗り越えると決めて、一緒にこの崖にしがみついて乗り越えるか、それはあなた次第です。
明日は、この続きをお伝えします。