こんにちは、
融資コンサルタントの小堀大藏です。
あなたの独立起業が成功するよう祈って、このブログを書いています。
今週のテーマは、「「資金調達」ができる会社とは」です。
「資金調達」ができる会社とはどんな会社かを考えます。特に、会社の姿勢や社長の考え方、そして社員の実態、社員の教育などを考えます。
第一日目の今日は、「利益を残そうとする会社としての姿勢」について考えます。
あなたに経営者として、まず、最初に理解していただきたいことは、どんなに素晴らしいい「事業計画書」を作成して、自信を持ってスタートした事業も、ある時から「業績の悪化した企業」になる可能性がるということです。
沢山のお金をふんだんに持っていて、将来に渡ってお金の心配のない企業はありません。多くの企業は、常にお金のリスクにさらされています。ちょっとした環境の変化で、気がついたら借金が増えてしまい、返済ができなくなってしまったという話はよく聞きます。
企業が拡大していく際は、必ず仕入れがあって入金があるという事が多いのでしょうから、この支払いと入金の差や在庫のために一定の運転資金が増え続け、同時に借入金が増えるものです。その循環に最初に起こる歪が、拡大を維持したくて「売上を重視」することです。結果的に、「赤字」売上を認め、気がついたら、「赤字の体質」の会社になっていることです。
そんな赤字企業に、次に起こることは、その姿勢の緩みが社長から社員に伝播して、販売先からの値下げの交渉を「仕方ない」「環境が悪い」などといって赤字受注することが当たり前になってきます。同時に、「仕入先を叩けば」と、その責任を他の社員や取引先に押し付け、社内に協和音が発生します。「社内コミュニケーションの悪い」会社になっています。
取引先企業の中には、なにか不安な雰囲気を嗅ぎ取るような事も起きてくるのかもしれません。それは、決して褒められるような企業ではありません。いわゆる企業の体質に問題が生じてきているのであると認識してください。その結果、「取引先からマークされる」会社になっている可能性があると思ってください。
ここまで来ると確実に資金繰りは悪化し、なにか抜本的な手を打たないと、社員の退職を含め、社内は不穏な状況となっていきます。
ここで大切なのは、会社の姿勢は、「社長の姿勢」であることを理解してください。ここまで会社の環境を悪化させたのは「社長の責任」です。
このまま放置していては、金融機関にお金を止められてしまうかもしれません。資金が枯渇したら、あっという間に行き詰まってしまうことを知ってほしいのです。
多くの企業したあとに、運良くうまく回り始めた会社は、最初の良い経験が「仇」となっています。気がついたら、「何もしないのに、うまく回りだして」しまったのです。すなわち、「うまくいかなくなっても」「何もしなかったために」行き詰まってしまっていることがあります。
それでは、「資金繰り」の良い会社にするためにはどうしたら良いのでしょうか?多くの会社の改善には、「社長の想い」と「社員の考え」、そして「取引先の協力」と信頼関係の再構築が必要です。
まさに、そのためには、「会社の姿勢」、抜本的に会社を改善する「社長の姿勢」を、見せなくてはなりません。一致して同じベクトルを目指すためにも、自分たちの会社の「理念」を作ることは、一つの解決策だと思います。