こんにちは、
融資コンサルタントの小堀大藏です。
あなたの独立起業が成功するよう祈って、このブログを書いています。
今週は、「資金調達」ができる会社とはどんな会社かを考えます。特に、会社の姿勢や社長の考え方、そして社員の実態、社員の教育などを考えます。
今日のテーマは、「「資金調達」ができる会社とは 社長によく似る社員の態度」です。
昨日は、社長の経営に対する姿勢が業績に直結していることをお伝えしました。それは同時に、社員にも言えることです。なぜなら、社員は限りなく社長に似てきてしまうからです。多くは、良い方ではなく、業績悪化の方に影響が出てくるものです。
社長が市場の動向に敏感で、常に社内で話題にしていると、社員は社長にアピールできるようアンテナを高くして情報収集をするものです。逆に、社長がなんの情報も社員に伝えないと、社員は余計なことは言わないでおこうと、黙っているものです。
会社を成長させようとするなら、ひとりひとりの社員が成長し、自らの考えで会社を支えていこうとする意志を持ってもらわなくてはなりません。会社の成長は社員が成長するかどうかなのです。その原動力は、社長が社員をしっかりと見て、その活躍を褒めているか、その成長のために相談に乗っているか胸に手を当てて考えてください。
これも、社長自身が自らを律して、会社の成長のために努力している背中を見せているかです。毎晩、夜の街へ「営業」と称してでかけ、土日は、自称「接待ゴルフ」。それでいて、営業の売上成果だけを要求しているだけでは、早晩、業績は悪化していきます。
特に営業の現場は、社長自らが出ていって社員とともに同行営業をしたり、定期訪問をしたりすることで、お客様との信頼関係を会社として維持していくことが大切です。また、その中で社長が嗅ぎ分けたお客様ニーズを社員と共有するなら、営業は強くなると思います。そんな社長のバックアップを社員が求めていることに気がついてください。
何度も何度も繰り返し、社員教育が必要です。会社に利益もたらすのは社員なのですから、社員の教育は不可欠です。また、必要な通信機器等を持たせるのも当然なことです。
大いに武装させて利益を得てくる社員にしましょう。数字に強い社長には、数字に強い社長には数位に強い社員が育ちます。別に数学が得意でなくてもよいのです。
社長と社員が「数字を共有」するために、まず、社長が決心することが必要です。「今期は経常利益を〇〇〇万円」にすると。そして、その金額を打ち出して、その利益を必ず確保すると宣言してください。社員に、「これだけの利益を越えることができたら、こんなイベントをしよう!ボーナスを出したい!」といい切ろう。
そのために必要な手当をみんなで考えて、具体的な手順を決めて実行しましょう。スケジュールや実施の責任を明確にして、月次決算でモニタリングをする。これで完璧です。これこそが経営計画書であり、月次の事業計画予算書です。このような経営計画を作っている会社は殆どありません。これを継続できている会社は大丈夫です。まさに、金融機関がお金を貸したい会社なのです。