こんにちは
認定支援機関 行政書士たいぞう事務所 融資コンサルタントの小堀大藏です。
あなたの事業が成功するよう祈って、このブログを書いています。
今週は、「2回目のコロナ融資」と題して、最初のコロナ融資とは違う準備とアプローチが必要であることを説明しています。今日は、「最初とは違うコロナ融資事情」です。
アメリカ大統領選挙は、当初の予想通り接戦で、簡単に勝者が決まりそうになく、長く続くと経済の混乱が心配されます。民主主義の盟主であるアメリカになってほしいと願うばかりです。
日本も国会が始まり、今日からは参議院予算委員会での集中審議です。偉そうに言ってはいけないのでしょうが、どうして皆小粒になったのだろうかと思うばかりです。攻める方も受ける方も。
さて、今は11月が始まったところ。そこで、【 今、伝えておきたい「4つ」のこと 】を今日はお知らせします。
2回目の「申請ラッシュ」が始まる前の、今のうちに、この4つを知っているかは大事です。知った上で、あなた自身がどうすべきかを考えましょう
1つ目は、「2回目のコロナ融資は、1回目よりハードルがかなり高い」です。
1回目は、要件(前年対比売上が5~20%以上減少)しか見ませんでした。経営内容や財務内容をあまり考慮せず、スピード重視で融資を実行してくれました。しかし2回目のコロナ融資(追加融資)では、返済可能性を重視します。返済可能性とそのために、今何をし、これからどうするのか具体的な説明できないと否決される可能性があります。
2つ目は、「準備不十分で、慌てて融資申込みするのは絶対不可!」です。
通常、融資を申込んだ際、3ヶ月も融資のお金を待てる余裕のある会社は殆どありません。したがって、融資を受けられなくなれば、一挙に資金繰りに深刻な状況をきたすことになります。つまり、融資に失敗すると取り返しがつかなくなる可能性があります。「前回もなんとかなった。今回も頭を下げればなんとかなるさ」と、融資を受けるための準備が整わないまま、慌てて融資を申込むことだけは絶対しないでくだい。あとから必ず後悔します。
3つ目は、「一度融資を断られると、少なくとも3ヶ月は再申請不可」です。
一般的に金融機関では、いちど融資を申込み否決されると、3~6ヶ月間、再申込みはできなくなります。金融機関は、否決した理由が解決できれば、いつでも再申請は可能としていますが、実際は、否決後すぐ再申請できません。3ヶ月程度は期間を空け、否決理由が解消されたことを説明する必要があります。
もし、否決されたときは、その理由を尋ねてください。何が足りなかったのか、何がしっくり来なくて疑念を持ったのか、どこが信用できない内容や態度だったのか。諦めずに会社の資金繰りをしていくための努力をしてください。その否決理由がわかれば、次に生かせるかもしれません。
4つ目は、「2回目のコロナ融資の申込みは、融資に詳しい方への事前相談が必要」
2回目のコロナ融資は、失敗は許されません。1回目は、素人でも要件を整理して申込めば「チョロいもの」だったかもしれません。しかし、2回目は、事前に、借りられる確率を高めるための資料を準備しておく必要があります。金融機関がほしい資料を整えるために、融資に詳しい専門家や公的な機関の窓口に相談しましょう。
ここで、自らの宣伝をするのは、憚られるところですが、こんなときこそ、認定支援機関とか、融資コンサルタント、顧問税理士、中小企業診断士など、本当に「融資に強い専門家」を探した上で、失敗のない申請をして、資金繰りをしてください。
なお、老婆心ですが、取引先も同様です。この正月は長くなるのかもしれません。12月26日から1月3日まで、場合によっては、11日まで休暇を設定されるかもしれません。取引先等での中で不渡り等があって、自分のせいではなく、巻き込まれる可能性も例年以上に大きいと思います。
どうぞ、このようなコロナ融資の情報を互いにシェアして、得意先、取引先などを問わず、声を掛け合って。準備されますことをお勧めします。