認定支援機関 行政書士たいぞう事務所の小堀大藏です。
あなたの事業が成功するために何か役に立つ情報をできるだけわかりやすくお伝えしようと考え、このブログを書いています。
しばらく、新型コロナのことに触れていませんでしたが、ここにきて再び「注意」しなくてはならないように感じましたので、取り上げます。
感染状況や医療提供体制の状況等についてみてみましょう。以下のグラフは、最新の9月15日の厚労省Press Release「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の発生状況等について」です。
世界保健機関(WHO)は2023年5月4日に国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態(PHEIC)に該当しないことを宣言し、それを受けて、日本は、「2023年5月8日より新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が、感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律上5類感染症に位置付けられました」。
しかし上記のグラフが示している通り、「新規患者数は、4月上旬以降緩やかな増加傾向となっており、5類移行後も…連続で増加が継続」しています。直近では全国の定点当たり報告数が20人を超えました。
第8波の水準まで届きそうになりましたが、先週(第35週)の20.50からは、少し下がりましたが、高止まっている状況です。
地域別の新規患者数のうち、関東地方は、以下の通りです。(全国版の一覧表を一部加工して表を作成しました)東京都の絶対数は多いものの、定点あたりの数値は、埼玉県、千葉県では、全国の平均値をかなり上回っています。(この週の定点あたりのMAXは宮城県で、32.47)
最近では、「2023年2月に初めて報告された…EG.5.1系統の一部はこれに加えてL455F変異を有しており、XBB.1.5系統と比較して免疫を逃避する可能性が高くなることが示唆されている。」(「新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の変異株 EG.5.1系統について」国立感染症研究所2023年9月7日時点2023年9月12日一部修正)と報告されています。日本国内においては、今後、EG.5.1系統の割合が上昇すると推定されています。
今の段階では、EG.5系統の「重症度への影響、感染性、治療薬への影響などの臨床的、疫学的な知見は得られていない」とのことですので、注意が必要です。
この秋から始まる最後の無料ワクチンですが、「XBB.1.5系統対応1価ワクチンが準備されています。EG.5がはやり始めているのに、今のまま接種して大丈夫という疑問があります。
それに対して、「ファイザー社、モデルナ社はいずれも現在準備中のワクチンにおいて、EG.5系統に対する中和活性を確認した」と発表を行っています。すなわち「XBB.1.5系統対応1価ワクチンによる中和抗体は、EG.5.1に対してもXBB.1.5と同程度に効果があることも確認されている」とのことです。本当なのでしょうか?
できれば、「EG.5.1系統」に効くワクチンを接種したいものです。そんなことをしているうちにまた、変異株が出現して猛威を振るうのかもしれません。政府の発表も以前とは変わり、理解しにくいものとなりました。同時にマスコミの姿勢も横にらみ状態で、政府の顔を見ながらのようです。
こんな時こそ、自分で努力して真実を探し、その上で自分の判断をしていきたいと思います。私のところには、第7回目の接種券が到着しています。