こんにちは
認定支援機関 行政書士たいぞう事務所 融資コンサルタントの小堀大藏です。
あなたの事業が成功するよう祈って、このブログを書いています。
今週は、それを受けて、「2回目のコロナ融資」をめぐる現況をお伝えするとともに、最初のコロナ融資とは違う準備とアプローチが必要であることを説明します。今日は、「最近の金融機関の状況 その2」です。
昨日は、日本政策金融公庫(日本公庫)の実績をお伝えしました。5月になって民間金融機関も同様のコロナ融資を実施できるようになり、その際に保証協会100%保証、保証料免除などの条件で、民間の地域金融機関が出した実績です。
最近になって日本公庫と同様に、申請件数も落ち着いてきています。8月は、176,627件、前年同月比358.00%で、金額ベースでは、3,152,109百万円(前年同月比496.50%)です。また、9月は、144,661件(前年同月比227.70%)、保証金額2,507,344百万円(前年同月比296.00%)となっています。
保証協会においても申請から融資実行までの期間が約1ヶ月程度と、かなり短くなって来たようです。いわゆる審査が始まりました。
第1回融資の際は、経営内容や財務内容をあまり考慮せず、要件さえ整っていればスピード決裁していました。リスケ企業に対しても、その後、別段の融資ができる制度化ができ、再生支援協議会が対応しています。
異常な状況に対応するため、日本公庫は、担当人員を増強しました。本部人員、退職したOBなどを活用して、支店に振り分け対応してきましたが、申請のピークも過ぎ、現在は、ほぼ通常の融資審査を行うようになったわけです。
その結果、4月から6月なら普通に通っていたような案件が、否決となっています。「なぜって?」それはまともな審査ができる体制になってきているからです。今まで借りていない方も含めて、「今」は、通常の審査が行われますので、仲間内から、「コロナ融資は楽ちん」といわれて、書類も整えず申請したら却下になります。
そんな状況がわかってきましたので、あえて皆様に、いろいろなアナウンスをして間違いのないようにしていただくためにこのブログを発信しているのです。