こんにちは、
融資コンサルタントの小堀大藏です。
あなたの独立起業が成功するよう祈って、このブログを書いています。
それでは今日の話題です。
「日本政策金融公庫から、新規開業の資金融資を受けたい創業者のあなたが、融資申請を否決されないように4 業界の経験(斯業経験)が少ない」です。
飲食店開業に一番理解のある日本政策金融公庫の創業融資の否決理由の2番は、「業界の経験(斯業経験)が少ないあるいは無い」です。
当たり前のことですが、「素人」が新しいお店を開いても、成功する可能性は低いものです。特に飲食業の廃業率は、とても高いのでなおさらです。
公庫の外向けの資料には「○年以上の斯業経験」という明確な規定は見当たりませんが、少なくともお店を経営するのですから、店舗運営や、利益の仕組み、従業員のシフト管理などのノウハウや、お客様に対するサービスや提供する飲み物や調理技術が求められます。
公庫の方のお話を総合すると、斯業経験6年、うち店舗管理等の責任者の経験2年程度が合格ラインのように思えます。
但し、一概にこれではダメとの対応もしていないようで、他の業界での店舗経営や従業員管理、新たな事業の成功体験など、今までのサラリーマン時代の経歴ではなく、その間の実績や貢献をアピールしてください。
全く経験のない方は、今からでも、アルバイトでも何でも結構です。あなたのやりたい業態の飲食店で働いてみてください。すでに、経営経験などがある方なら、「なるほど」という新しい気付きがあるはずです。中に入って考えたことを整理しておいてください。
すなわち、公庫は、あなたにお金を貸して、この事業の成功を応援しようとしているのですから、本人が「この事業のプロ」であることを望んでいるのです。少なくとも、そうなろうと熱意を持ってチャレンジしている姿勢が大切です。
何度も書いていますが、ご担当者が社内の規定や内規、同じ業態の経営指標をクリアしているかを確認して、問題がなければ稟議書を書くことになります。最初のゲートのひとつである「斯業経験」は、もし不足なら、あなたの熱意ある説明が不可欠です。
あなたはプロですか?
それともプロになると強く決意して行動していますか?
借入申込時に、その熱意と姿勢を伝えることができましたか?