こんにちは、
融資コンサルタントの小堀大藏です。
あなたの独立起業が成功するよう祈って、このブログを書いています。
それでは今日の話題です。
「日本政策金融公庫から融資を受けるために 『創業計画書』作成準備 創業ポイント 創業の着眼点②」です。
創業の着眼点②は、事業計画すなわち、売上計画、資金計画です。
まず、売上計画ですが、基本的な売上の構造が必要です。まず、見込み客や顧客リスト、あるいは今の仕事の延長線で事業を応援してくれている方々など、継続的に売上を建てることのできる構造があるかです。
また、業種業態によりますが、その単価はいくらで、時間的、週間では、月間ではこうで、さらに季節的な変動予想を入れてできる試算を考えてください。
当月を100とすると、これからに1年間、3年間の各月は、この程度、などの情報を付加して見てください。急に具体的に実現できる売上高に近づきます。
売上の予測の根拠をどこまで考え、どのように積み上げたのかが説明できる必要があります。最初はうまくいかないものです。そのうえで、すでに「受注契約書」があるとか、具体的なエビデンスがあると評価されやすいものです。
当然、全く新しい市場や商品サービスについては、公庫側は評価が難しく、既存の事業よりも厳しい査定になると思われます。
また、資金計画は、設備投資計画、運転資金計画、そして、調達の計画があり、その返済が可能であることが説明できることが求められます。
特に設備投資は、自分のスタート時の返済能力を十分検討した上で、それぞれの必要な投資の見積書を用意し、内装や外装が多岐にわたる場合は、具体的に積み上げ、過不足が無いよう、また、その必要性が説明できる根拠となる具体的な資料があったほうが良いと思います。
次に運転資金ですが、一般的には、月売上の3ヶ月分などと言われることが多いですが、その内訳として、人件費や広告費、研修費などの初期の経費、家賃や動光熱費などの固定的な費用なども忘れずに積み上げをしてください。
ここの予算がタイトですと、結果的に資金不足のために動きが取れなくなる事があるものです。
これらの売上計画や、借入、返済などの資金計画は、このポイント集が簡単に触れただけですが、資金の使途と返済のバランス、資金回収や外注先への支払いなどの資金繰りが見えているのか?
公庫としては、経営者としてのセンスを一番知りたいところだと思います。
『創業計画書』の各欄は、ご担当者が質問をしたい項目だと思ってください。創業ポイントは、その具体的な質問内容だと思えば、わかりやすいと思います。