こんにちは、
融資コンサルタントの小堀大藏です。
あなたの独立起業が成功するよう祈って、このブログを書いています。
それでは今日の話題です。
「日本政策金融公庫から融資を受けるために 『創業計画書』作成準備 創業ポイント 経営指標」です。
公庫は、新規の創業者融資を日本で一番やっている金融機関ですので、その融資後の小規模事業者の経営状態については詳細なデータを持ってます。
また、貸付にあたって、そのデータを活用して、類似の事業の規模別実態を切り口に、創業者が持ち込む『創業計画書』の計画値を評価し、また、1年後、軌道に乗ったときの会社のPL,BSの予想について比較評価できる仕組みが出来あがっています。
公庫のホームページには、あなたの事業に限りなく近い業態の分類が整理されています。一度、その業種分類の表に行ってみてください。(掲載業種一覧)
https://www.jfc.go.jp/n/findings/pdf/sme_findings2_201710_02.pdf
公庫の担当者は、その比較すべき業種業態のデータとあなたの計画を比較し、妥当性を評価します。すでにある業種のデータを活用して、事前にその内容を理解し、あなたの計画の評価をするのです。
中身は数字の塊ですので、素人が見るとウンザリかもしれません。
また、経営分析の切り口では、従業員1人あたり売上高、人件費対売上高比率、総資本回転率、諸費用対売上高比率、売上高経常利益率、店舗面接(坪)当たり売上高、売上原価率、材料費対完成工事高比率、外注費対完成工事比率などどこかで聞いたことのあるような、一般的な指標で比較されます。
あなたは、これらの言葉を少しでも理解し、「私の事業では、従業員1人当たり売上高はいくら、売上高経常利益率はいくらです」などと言えると、勉強しているなと思わるかもしれません。。
そうです。そんな説明や質問が行き交うことを想定して、最低限の経営分析に関する指標を利用して、狭い範囲であっても同業者、競合会社と比較して優位で、差別化できる状態であることが必要です。
調査データの平均値と創業時の違いは、専門である公庫の方々が分かっています。
公庫の方々も、お金を貸している限り、しっかりと返済してくれるストーリーが必要なのです。上司に説明するとき、あなたが持ち込んだデータではなく、公庫側のデータと比較して、あなたの計画が「妥当であり、期待できる」との情報が必要なのです。
過去から積み上げたデータは膨大で、かつ最新版を入手することは困難ですが、なんとか調べて自分の計画との比較ができると良いと思います。