こんにちは、
融資コンサルタントの小堀大藏です。
あなたの独立起業が成功するよう祈って、このブログを書いています。
それでは今日の話題です。
「日本政策金融公庫の融資課長に聞いてみたい話 審査に通りやすい書類の書き方とは?」です。
公庫への提出書類の『創業計画書』ですが、どう書けば、ご担当の方に、よりよく伝わり、評価していただけるのでしょうか?「これだけは」というような内容があったら知りたいものです。
一般的には、手書きであっても、パソコンでアウトプットしたものでも、受け付けてくれるようです。シニアの方やパソコンが苦手の方でも、大丈夫です。ちゃんと受け付けてくれるようです。
また、「字がきれい、汚い」とか、「てにをは」が多少ダメでも、そのようなところは見てないと言われています。それよりも、本人が、その計画について、本人の言葉で説明できるか、その「想い」や「情熱」を語れているかどうかが重要だと言われています。
よくある例ですが、士業やコンサルタントが入って、きれいな『創業計画書』は出てくるのですが、「丸投げで作成」されたものも多く、本人が、その内容を理解できず、ちょっとした質問にも答えられないような場面が散見されるようです。
したがって、公庫が求める資料とは、見栄えの良い資料ではなく、字は汚いけれども、申請者が、事業内容を十分理解し、自分の言葉で、書いてあることを語り、その「想い」を伝えようとしている経営者の書いた書類なのです。
彼らが一番重視しているところは、創業の場合、自分の事業を自分の言葉で、経験から出てくる言葉(経験の重み)で、きちんと説明できること。そして、創業の自己資金の貯め方(創業への姿勢の評価)のようです。
したがって、「丸投げで資料作成」を謳う支援業者は、決して利用してはなりません。
私も、通常、「事業計画書を作成しましょう」と中小企業の社長にお話をする際は、社長の人となりや今までの事業の創業から今までの活躍、そして、今の事業の内容、組織や人材などの話を聞くために「最低2日間」を連続で空けていただくことを要求します。
たった1~2時間で創業計画書の中身を見て、添削して、「はい、これで行きましょう」では、難しいのかもしれません。そこに長けた専門家が見て、通していただけるのはありがたいのですが、その『創業計画書』で「経営」できるのでしょうか?とても心配です。
特に、創業融資の場合、たった1枚の『創業計画書』で、すべての自分のビジネスを説明しきれないと思います。それを補完する資料を用意しておいたほうがいいと思います。事前に書類なり、サンプル品、写真など、公庫の担当者が理解し、イメージしやすいものを用意するのは良いと思います。
日本公庫としては審査がしやすいわけです。人に説明をするのに難しいような事業の場合、補足資料は必ずつけて訪問したほうが良いようです。なぜなら、そのような事業に融資するのはリスクが高いからです。確実なのは、既存事業です。安心できる相手に融資したいのですから。