こんにちは、
融資コンサルタントの小堀大藏です。
あなたの独立起業が成功するよう祈って、このブログを書いています。
今日のテーマは、「「資金調達」ができる会社とは 社長が本気で経営に取り組む会社」です。
今週は、「資金調達」ができる会社とはどんな会社かを考えてきました。まず、「利益を残そうとする会社の姿勢」であると。その姿勢は、「社長の姿勢が会社の業績」に反映されているのだと説明しました。
さらに、中小企業では、社長の言動が常に社員に影響を与え、「社長に似てくる社員の態度」について触れました。したがって、「社長が変われば社員は変わる」のです。「社長が本気で経営に取り組んでいる会社」こそ、「「資金調達」ができる会社」ですし、金融機関が探している「融資したい会社」です。
社長は、何をする人でしょうか? 社長は、経営をする人です。
経営するとは、何をすることでしょうか?私は、会社を潰さず、継続させ、会社に関わる人達を幸せにすることだと思っています。
残念ながら、開業されたあと、どんな経営者も一生懸命頑張っておられるのですが、5年後には、7~8割の会社は、倒産、破綻だけでなく、休眠、廃業になっていると言われています。10年後に生き続けているのは5%の生存率!?
大きな会社は「経営者」ができるが、中小企業ではそんな事はできない。経営者兼小使いさんです、などと揶揄する声が聞こえてきそうですが、あえてそれでも「経営者」は経営者をすることを求めたいのです。あなたしかできないことに専念してほしいのです。
あなたが、営業で人を雇ったとき、その方がとても人の良い方で、営業ではなく、総務の方の要請で、倉庫の片付けを一生懸命やっていたとshたら、なんと言うでしょうか?「ご苦労さん、精が出るね」というでしょうか??
社長さんは、会社を継続させるために、潰さないためにやることはたくさんあります。しかし、どのような項目も、他の社員が考えることではありません。
社長は、会社を維持するために得なくてはならない「利益目標」を決めます。これだけ稼がないと社員とその家族を養っていけないからです。
社長はその「経常利益」を得るためにどのような稼ぎをしなくてはならないか、損益計算書の内訳です。「売上高」はいくらで、「減価償却費」と「人件費」はいくらだから、粗利はこれぐらい、「営業利益」はこの程度なので、「経費」はこの程度の内容にしようと。
売上を上げたら利益が上がるのではありません。利益を確保するために売上を上げるのです。社長がやるべきは経常利益の目標値を決めること。これができたら、売上高は決まってきます。
そこから先は、その売上高を、何を具体的にすることで達成するかは、営業の担当社員が考えることです。売上原価率を達成するには、仕入れ責任者が、それぞれ自分の職務に専念してほしいのです。それらの組み合わせが経営なのですから。
私は、「資金調達」ができる会社を、社長が本気で経営に取り組む会社を支援します。