こんにちは、
融資コンサルタントの小堀大藏です。
あなたの独立起業が成功するよう祈って、このブログを書いています。
今日のテーマは、「資金調達力強化のシナリオⅠ 社内で準備する書類」です。
先月は、資金繰りが経営にとっていちばん大切であることを説明し、「資金調達」ができる会社はどんな会社なのか考え、同時に、逆の目線で、金融機関から見て、融資したくなる会社とはどんな会社かを考えてみました。
結論から言うと、金融機関が融資したくなる会社とは、「社長が経営について理解して、本気で経営をしている会社」であり、社内的には、「年次計画があり、毎月振り返りをして管理」をしていて、「一通りの書類が整っている会社」。その内容について、「社長が自分の言葉で説明できる会社」であることがわかりました。
今月は、このような会社を作っていくにはどうしあたら良いのか、いくつかのシナリオを用意して、順番に解説していきます。できるだけ具体的に説明をしたいと考えています。
今週は、資金調達強化のシナリオⅠで、最初に取り組むべきことは、「一通りの書類が整っている」ことです。あなたの会社の様子があなた自身も、金融機関だけでなく、第三者もわかるように書類にしていきましょう。
その前に、最終的にどんな書類を作成しなくてはならないのかを理解します。
- 事業に関する書類
- 会社概要
- 事業の概要がわかるフロー図
- 主要な得意先一覧(回収条件)
- 主要な仕入先一覧(支払い条件)
- 今年度事業計画書(損益計算書の概要)
- 月次事業報告書(予定表・実績表)
- 財務・経理に関する資料です。
- 月次試算表(税理士が作成)
- 月次資金繰り表(収入・支出の実績・予定)
- 滞留債権・債務一覧(売掛債権・陳腐化在庫)(滞留債務・延滞債務)
- 借入金一覧表(返済予定一覧)
- 賞与・退職金関係資料(月次以外の資金需要)
こんなに沢山は作れないと思ったあなた。この中で、優先順位を決めて始めましょう。
まず、最初に取り組むべきことは、自分の事業がどのような方々に支えられて成り立っているのかを知ることです。さあ、始めましょう!