こんにちは、
融資コンサルタントの小堀大藏です。
あなたの独立起業が成功するよう祈って、このブログを書いています。
今日のテーマは、「金融機関が「融資」したくなる会社とは 社長が年2回、自ら支店長に決算報告をする会社」です。
昨日は、金融機関が、本当に融資したい相手は、「経営計画書」を作成していて、月次レベルで事業予算書を持っていて、さらに、毎月の月次報告(管理会計)を実施している会社であることを説明しました。
しかし、立派な書類が整っていても、専門家が書いた「金融機関向け資料」であっては困ります。社長さんには、自らの言葉で語れる「経営者」になってもらいたいのです。私のような、中小企業のサポートに入る立場で考えると、「社長として当然のことをしっかりとやってください」と言いたいところですが、なかなかできていないのが実態です。
社長の代わりは誰もできないのですから、社長には社長の仕事していただかなくてはなりません。自分で全ての業務をしなくてはならない訳ではありません。他の職員が、あるいは専門家が、足りない部分を手当したり、サポートしたりすることで、金融機関の信頼を得られるようになることができます。
ある金融機関出身の経営コンサルタントが、金融機関の求めている「社長サポート」を次のように言っておりました。
まず、「社長の相談役」であり、「経営者の教育係」であって欲しいと。
それぞれの専門知識とネットワークで、社長の相談相手として話を聞いて、リスクヘッジを日常からしておいて欲しい。また、金融機関に定期的な業績報告を行えるよう、社内体制を構築するためのサポートをし(翌月15日には試算表と月次事業報告書を提出できる体制)、その上で、現状の経営内容を社長自ら説明できるように教育して欲しい
あるいは、経営者に対する計数教育(数字に強い経営者にするためのサポート)をして、事業計画書の作成と月次管理のサポートをして欲しい。できれば、融資申込みの際に、社長自らが、自分の言葉で、金融機関の支店長に融資申し込みを口頭で説明できるくらいが望ましいと。あとの足りない資料作成等は専門家で対応していただいても良いと思うと。
適当な言葉ではないかもしれませんが、私達の仕事は、「参謀」のような存在だと思っています。
先日も書きましたが、社長は、何をする人でしょうか?会社を潰さず、継続させ、会社に関わる人達を幸せにすることだと思っています。
私は、そんな尊い仕事をする社長さんに活躍してもらえるよう支援していくつもりです。2年目の崖を一緒に乗り越えましょう。金融機関が融資したくなる会社になって、世の中のために役立つ仕事をしてください。そして、一人でも多くの次に繋がる経営者を一緒に育てましょう。