こんにちは、
融資コンサルタントの小堀大藏です。
あなたの事業が成功するよう祈って、このブログを書いています。
先週の全国での緊急事態宣言を受けて1週間、昨夜、諮問委員会から全国に向けて「10の提言」が示され、新型コロナウイルスの対策のために、ゴールデン・ウィークでの移動は厳しく制限されることが表明されました。
多くの観光地でも、首長が「こちらには来ないでください!」と呼びかけている状態です。その結果、多くの地方でも中小企業の悲鳴が上がり、今月末あるいは連休明けからは、大量の廃業、休業、倒産が始まりそうです。
全国地域経済に大きな打撃は広がります。そして、それを支えていた働き手の失業も始まります。このような状況の中で、ブログを書き続けてよいのか、ためらいながら書いています。
今週は、「ローカルベンチマークの活用」を書いてきました。地域金融機関こそが、ローカルベンチマーク(以下「ロカベン」と呼びます)を活用して、事業性評価をして、本業支援をしていかなくてはならないことを説明しました。
今日は、「今週のトッピクス」です。
今日は、東京都の「東京都感染拡大防止協力金」の詳細が昨日発表されましたので、この内容についてお知らせいたします。
まずは、自分の会社や事業が該当するのか確認してください。
- 「基本的に休止を要請する施設」に属し、休止を要請されている施設
- 「施設の種別によっては休業を要請する施設」に属し、休止を要請されている施設
- 「社会生活を維持するうえで必要な施設」の内、「食事提供施設」に属し、営業時間短縮の協力を要請されている施設
https://www.bousai.metro.tokyo.lg.jp/1007617/1007679.html
対象施設一覧(4/17)
この制度は、「専門家の事前の確認」を前提にした申請制度です。(先生は、税理士、公認会計士、中小企業診断士、青色申告会です)まず、「顧問税理士」の先生に相談して「事前確認書」作成してもらってください。うちはそんな先生はいないという方は、区役所や商工会議所、青色申告会に相談してみてください。
都の方で中身をいちいち確認できないので、企業側の身近にいる「専門家」に「内容は正しいですか?」と「事前チェックを依頼した」形です。先生に支払う費用については、まだ明らかになっていませんが、「都の負担」で対応するようです。
但し、この申請も早いほうが良いので、すぐに事前に準備ください。(先生方は、役所の立場で、指示されるだけでしょうから)
必要な書類は、「都の指定様式」は
- 「東京都感染拡大防止協力金申請書兼事前確認書」
- 「誓約書」(手書き)
- 「支払金口座振替依頼書」です。
これ以外に専門家に支援を受けながら「用意する資料」は、
- 緊急事態措置以前から営業活動を行っていることがわかる書類(すべて必要)
- 直近の確定申告書・緊急事態措置時点の営業実態がわかる資料・申請する事業所ごとの外景(社名や店舗名入り)及び内景の写真・事業所ごとの月末締め帳簿など
- 業種に係る営業に必要な許可等を全て取得書類(写し可)(例)飲食店営業許可、酒類販売業免許 等
- 本人確認書類(写し可) (法人)法人代表者の運転免許証、パスポート、保険証等の書類(個人)運転免許証、パスポート、保険証等の書類
- 休業等の状況がわかる書類
- 休業を告知するHP、店頭ポスター、チラシ、DM 等
「こんなにあるんだ」とため息を付く気持ちもわかりますが、これで50万円、場合によっては100万円得られるのだと思ったら、真剣に取り組んでください。
該当しない飲食店や料理店でも、宅配や通販に取り組むのであれば補助金の申請も可能なようです。支援する色々なサイトも動き出しています。このコロナの混乱の中で、生き残っていくためには、知恵を出し、今までの会社の見えない資産を棚卸しして、頑張りましょう。
必要なものは守らなくてはなりません。まず、自分の家族を守り、自分を大切にしましょう。そして、守るべきは、従業員でしょうし、取引先でしょうし、得意先です。
決して「良い話」には乗らないように。これからの時期は「悪い人」が跋扈し始めます。騙されないでください!どうして、あなたにだけ「良い話」が来るのでしょう。そんなことはありえないのです。立ち止まって考えてください。騙されないでください!
色々な不安を煽るようなSNSやマスコミ報道も多くなります。心を強く持ってください!
そして、自分のことを大切にしてください!元気な体と家族や仲間がいれば、何とかなります。コロナに感染しないよう祈っています。
来週は、「経営デザインシート」の活用を予定していましたが、そろそろ出揃ってきた支援策を、再度一部取り上げて、中小企業。小規模事業者にお役に立つ情報を、お知らせいたします。