認定支援機関 行政書士たいぞう事務所の小堀大藏です。
あなたの事業が成功するために何か役に立つ情報をできるだけわかりやすくお伝えしようと考え、このブログを書いています。
経営者保証に関しては、思ったほど説明されていないので、今週は、このことを取り上げます。昨年11月上旬に、このブログでは、「金融機関の監督指針の改定(経営者保証の取扱いの変更)」で取り上げましたが、正直、金融機関側が従来の慣習から抜け出すには、ハードルが高い政策転換です。
さて、本日は、地域金融機関を中心に「経営者保証に依存しない融資に関する取組状況」を確認します。
確かに、民間金融機関でも経営者保証は減っているのですが、間違ってはいけないのは、メガバンクの多くは、上場会社を中心に「経営者保証」が馴染まない企業に融資を行っており、本来の「経営者保証」の問題は、中小企業や小規模事業者の問題であり、その市場に融資をしている地域金融機関の問題なのです。
上記の表は、令和3年度下半期の金融庁の公表されているデータです。それぞれの地方銀行の取り組み方が全く違います。この表の上段にある北海道、青森、岩手と首都圏の都県の地方銀行の姿勢がわかります。
“経営者保証改革(経営者保証に依存しない融資慣行の確立加速)を考える 経営者保証に依存しない融資に関する取組状況” の続きを読む