こんにちは、融資コンサルタントの小堀大藏です。
あなたの独立起業が成功するよう祈って、このブログを書いています。
それでは今日の話題です。
「起業するために必要な知識とスキル」です。
経営の全体像について、最低限の知識についてお話します。一緒に考えてみましょう。ボンヤリでいいですのでイメージしてください。
経営は、「ひと・もの・かね」を動かすことでできています。
例えば、あなたがレストランを開業したいと思っているとしたら、どんなふうに考えたら良いのでしょうか。
「ひと」には、まず、自分自身、経営者のこと。そして一緒に仕事を作る「ひと」、調理場やホールの従業員がいます。あなたを支えてくれるのは「ひと」、家族や仲間たちがいることも忘れないでください。
また、継続してリピーター、ファンとなってくれる「ひと」であるお客様の存在が不可欠ですし、新鮮な食材や安定した品質の資材を届けてくれる「ひと」、仕入先の皆さんとの信頼関係は欠かせません。あなたの応援をしてくれる「ひと」の中は、それ以外にも、株主、商店街の方々や、その街を故郷として生活している地域の方々など、たくさんの関係する「ひと」がいます。
次に「もの」です。
「もの」には、外の環境と内部の問題があります。外部の環境、すなわち、調理や、食品に関わる法律や政治、経済のこと、外食業界や地域商店街の中での位置づけ、競合する他店舗と関係を理解する必要があります。また、内部環境として、自分たちのビジネスのからくり、アリールできる商品種類、サービスの品質、価格設定、今後の商品開発などの新しい価値の創造があります。
3つ目は「かね」です。お金です。
単純に、売上の話だけではなく、利益のことも。そして、そのお金の動き、売上と支払い、毎月の経費支払、従業員の給与支払いや賞与の支払いなどのお金の動きを予想して、段取り(資金繰り)が必要です。同時に、消費税、社保料の資金繰りの問題があります。期の途中で納税等が発生するので、別に準備をして置かなければなりません。
毎日、お客様に喜んでいただけるものを、サービスを提供し、毎月利益を上げ、感謝を込めて従業員に給料を支払い、仕入先にお支払いをする。最終的には、毎年決算をして納税をする。まさに世のため人のためです。
簡単に羅列しただけでも、経営者として、必要最低限の知識とスキルを身につけることは簡単なことではありません。
何でも自分でできるわけではありませんので、内容をしっかり把握できるように、最初は伴走する形で、苦手な部分を専門家とともに訓練することが必要です。それができるようになってから、部下や専門家に任せるという手があります。
「ところで、あなたはどんなビジネスしたいのですか?」
「お店ですか?工場ですか?ソフトの制作ですか?」
お客様にも、従業員の方々にも「わかりやすい言葉」でお話はできますか?できれば「ビジョン」「クレド」「ミッション」などを考えてみませんか?ブランドの専門家の村尾隆介さんの『小さな会社のビジョンのつくり方、浸透のさせ方』では、自社の考え方を表明している会社は、短い期間で廃業へ至る会社が少ないとの報告もあります。
私は、会社を共有していただくためにも、「私の会社はこんな会社」というブランドづくりと「私の会社をこんな風にする」という事業計画書は絶対に必要だと思っています。これが私の提供するサービスの一つです。
夢を形にしてビジュアル化することは経営者の責任だと思います。
今日の話、ご理解いただけましたか?