こんにちは、融資コンサルタントの小堀大藏です。
あなたの独立起業が成功するよう祈って、このブログを書いています。
それでは今日の話題は、「起業するって大変です!」です。
起業する時、誰もが「絶対成功させよう」と思ってスタートされます。しかし、事実は、起業してから3年で約70%もの会社が倒産しています。
起業をすることは、大きなストレスを抱えることです。大変です。その大変さを耐えられるのは、体力と資金力です。
多少、売上が立たず、利益を手にできなくとも、経営者が健康で「お金を回すこと」が出来たら、生き残ることが出来ます。
あなたとあなたの家族は、事業が失敗してしまうのではないか、将来に不安を感じてしまうことでしょう。起業後の売上や利益が予定通りであることは少なく、具体的なリスク回避対策を考えておく必要があります。
ときに、このことが、スタート時のあなたのメンタルに大きなダメージを与えることがあります。あなたを心配するばかりに、家族が最大の応援団であるとともに、最大の厚い壁になることもあるのです。まずは、家族を守るためにも、家族から精神的に独立してください。
会社を設立し、登記や役員の決定、定款の作成するなど手間のかかる手続きがいくつもあります。お金もかかります。事務所の契約料、事務所の什器備品、PCを始めとした備品類、従業員募集の広告料などたくさんの初期費用が羽が生えたように出ていきます。
また、起業するということは、全ての手続を自分でするということです。税金も、社保料も消費税や所得税の支払も自分で計算して申告しなくてはなりません。申告漏れの責任も自分にあります。雇用保険や労災の手続き、健康保険料の支払などもあります。面倒な作業がたくさんあるのです。なんだかわからない事務手続きがたくさんあります。
経営者となれば、休日休暇は自己責任です。結果的に年中無休。有給もなしです。
しかし、忙しく経営者自身が働いても、ストレスをためずに上手に休暇を取り、自分の健康を守りましょう。万が一病気になってしまった時は、会社と家族を守れる保険に加入しておくなどの対策をとっておきましょう。
これらの問題を耐えることのできるのは、体力と手許現金です。
健康に気をつけ、メタボを解消してください。自己資金はできるだけ多く準備しましょう。借入は、借り入れられるときに、起業時でこれまでの実績がない場合であっても無担保・無保証の融資を実施してくれる日本政策金融公庫の融資制度などもあります。
借入によるリスクをできるだけ少なくするために、出資で事業資金を調達などもあります。将来のためにも、エンジェル投資家やベンチャーキャピタル、クラウドファウンディングなど、起業家への出資を行う制度もあります。
廃業の可能性を低くするために起業前に出来る限りの対策をとっておきましょう。廃業の原因は、その殆どが経営者自身の経営ノウハウが不足だと考えています。
高度な経営知識ではありません。起業前後の早い段階で、年次経営計画、月次計画をたてることと、毎月の事業の振り返り(経営の月次管理)ができるようになりましょう。
私は、これを実現できれば、スモールビジネスが元気になり、日本全体が活性化すると思っています。経営の初心者を守り、教育して行くことが私の使命だと思っています。