こんにちは、
融資コンサルタントの小堀大藏です。
あなたの独立起業が成功するよう祈って、このブログを書いています。
今日からは、個人で始めるのか、会社設立をしたほうが良いのかといった話を始めましょう。
最初のテーマは、「個人事業主と会社の違い、知ってる?」です。
起業する予定の方で、「個人事業主と会社の違い」を知っている、メリット・デメリットについて理解している方はほとんどいません。今回は、起業するにあたって、会社を設立するか個人事業主でいくかをご検討中の方々に、大雑把ですが、その違いをザックリと4つに分けて、理解していただきたいと思っています。
私の結論から言いますと、私達のような店舗やスッタフをすぐに必要としないコンサルタントや士業などの業種以外の方は、「会社」にすることをおすすめします。「会社」という形を作ることで、株式会社という「箱」ができ、代表取締役という「肩書」が出来ます。それは、外においては必ず「信用・信頼」につながるからです。
- 設立費用、設立期間
個人事業主は、税務署に開業届を提出することで個人事業主になれます。会社は、定款作成、印鑑登録などをした上で、法務局で登記をしなければいけません。当然、設立の費用がかかります。
また、会社設立の期間は、最近は、電子定款を利用なども有り、専門家に依頼するならかなり短い期間でできるようです。それでも、色々な準備をすることを考えると1ヶ月位は必要だと思います。
- 社会保険加入
国の健康保険や年金などの制度を維持するために、社会保険の加入は、どんどん厳しくなり、法人であれば、社長一人の会社であろうと強制されています。個人事業主では、常時雇入れ人員数で決められています。
- 税金
個人事業主は、所得税で課税されます。195万円以下の場合で5%、それ以上で10%、330万円を超えると20%、695万円を超えると23%、900万円を超えると33%、1800万円を超えると40%、4000万円を超えると45%の税理率です。(詳細は国税局)
会社は、法人税23.4%のほか、地方法人税、法人住民税、事業税所得割+地方法人税特別税に分類され、実行税率は、33.80%です。もちろん、中小企業には、所得によって軽減税率が適用されます。
また、会社では、個人事業主よりも経費として認められている範囲が広い(社長の給与や退職金積立などを経費にできる)ため、節税には有利であると言えます。
さらに、赤字を繰り延べることで、将来、黒字となったとき相殺でき、税金を安くすることが出来る欠損金の処理は、個人事業主は3年、会社では最長9年です。会社の方がかなり有利です。
- 消費税
消費税は、課税売上高1,000万円以下の場合、個人事業主でも会社でも納税義務はありません。 個人事業主の場合は、簡易課税制度を利用するとよいでしょう。消費税は、個人事業主にメリットがあると言えます。