こんにちは、
融資コンサルタントの小堀大藏です。
あなたの独立起業が成功するよう祈って、このブログを書いています。
それでは今日の話題です。
「日本政策金融公庫から融資を受けるために事業計画を練る3 仕入計画、取引先」です。
どんな事業も、先に仕入れがあって販売があります。その仕入先こそが販売を支えるパートナーであって、その仕入は、品質がよく、安価で、安定的に供給されることが必須です。
また、販売者が要求する必要な品質のものを理解し、提案してくれるような、まさに相棒のような取引先があれば、お客様に安心して商品やサービスを提供できることになります。
事業概要のうち、仕入計画は、①「誰が」(Who)②「何を(商品・サービス)」(What)③「どこから」(Where)④「どんな仕入条件で」(Payment Terms)⑤「その結果、どういう効果があるのか」(How in the future)といった内容です。
また、仕入計画では、販売計画とは別に、在庫管理や仕入のタイミングなどが配慮されなくてはなりません。資金の滞留や資金繰りの悪化に直結するからです。
取引先は、継続的に、安定的に取引はあるのか、将来はどのようなビジョンを持ち、どのような姿勢で市場の中で生き残るのかを見守るとともに、支えようとしています。
したがって、経営者と従業員は、取引先の経営者と担当者に対して、当方の想いや姿勢を伝え、ビジョンを共有していただき、共により良いものを、より適正な価格で提供できるよう協力を依頼できる関係を作ることが必要です。
その仕入計画や、取引先に対する姿勢は、金融機関の見るべきところでもあります。但し、規模の拡大や地域の拡大などの与件が変わってくると、事情は変わります。
地元に根ざした取引先と地域横断的な対応が可能な取引先など、将来への思いの中でも取引先への配慮は忘れないでください。