こんにちは、
融資コンサルタントの小堀大藏です。
あなたの独立起業が成功するよう祈って、このブログを書いています。
それでは今日の話題です。
「日本政策金融公庫から融資を受けるために事業計画を練る4 資金計画 必要な資金」
資金計画は、原則、必要な資金の行き先と、その資金の調達先が明確なことです。
必要な資金には、「設備投資」と「運転資金」があります。
「設備投資」には、店舗や事務所、工場、車両や機械等があります。
店舗や事務所、工場などの不動産の賃貸に際し、家賃や保証金は、その出店先の地元の相場に比べて妥当でしょうか?
不動産は、一度契約するとその条件によっては、大きなリスクを抱えることになります。大きな金額が動きます。資金の全体を理解した上で、判断する必要があります。
事業計画の中では、幅を持って計画をしておく必要があります。
会社で借りると、スケルトンであることが多く、店舗・事務所の造作が必要であったり、必要な機器や什器備品を用意したりすることになります。この費用もバカになりません。内外装の工事業者には、事前に知り合いになっておくことも必要です。
車両や機械の購入については、正式の見積書を入手しているでしょうか?
「まだ先だから」と先延ばしにしないで、具体的な見積書を取るだけで、急に計画が具体化してくるものです。是非、見積書を入手して、いくらのお金が必要となるのかを明確にしてください。
必要な資材や機器、あるいは什器備品ごとの具体的なリストを作って予算を検討しているでしょうか?必ず、不足のものも出てくるものです。実際に開業していると気が付かないものです。
「運転資金」には、商品の仕入れや経費支払が該当します。
特に、開業の時期には、思ったように軌道に乗らない場合があるものです。
売上が上がらず、赤字にあることもあるでしょう。その際にすぐに資金が枯渇しないように、3ヶ月から半年程度、運転資金に余裕があることが望ましいものです。
また、当初予算に計上してなかった費用が発生し、頭を抱えることもあるでしょう。自己資金と借入金でなんとか凌ぐことができるでしょうか?
また、スタート後に、新たな広告や、イベントなどを開催しようとしても、運転資金に余裕がないと手詰まりになってしまいます。多少多めで予算を作ってみましょう。
また、どのような費用支払にせよ、自分が納得できる内容ですか?将来、金融機関の担当者に、きっちりと説明できますか?事業計画書を作りながら、現実にできることを形にしていきましょう。ここでは夢を現実に反映して、歩を進めることなのです。
次に、資金調達ですが、何度か書いてきましたが、「自己資金」の実績が、その起業に対する真剣さや計画性、熱意などをアピールできるものです。
その自己資金を「コツコツ」積み上げる計画も並行して作成することも事業計画の一部かもしれません。
必要な資金量が決まったら、借入をどこからするのか、そのお金はどのように毎月返済するのか?具体的にその仮の計画を作ってみましょう。
必要な資金は1000万円。
自己資金300万円は、今の預金を定額預金にして頭金にし、その上で、3年間で積み立てる。
不足の日本政策金融公庫から700万円で、年利⭕%で、元利金等で6年間返済する。
条件を決めて、借入と返済の試算表を作ってみましょう。自己資金が少なくて、借入が多くありませんか?大丈夫ですか?