こんにちは、
融資コンサルタントの小堀大藏です。
あなたの独立起業が成功するよう祈って、このブログを書いています。
今日のテーマは、「金融機関が「融資」したくなる会社とは 企業概況をスッキリ説明してくれる会社」です。
昨日は、金融機関が「融資」したくなる会社とは、金融機関のほしい資料をしっかりと作成して、すぐに提出してくれる会社であると解説しました。
今日は、金融機関の担当者が、具体的に審査の申請をする際に、上司からいろいろなヒアリングをされます。その際に、速やかに説明ができるよう、自社の理解をしておいてもらう必要があリます。 申請から実行してもらうまでは、金融機関の担当者がキーマンなのです。自社の企業現況を理解してもらって、企業側に立って、融資の申請を通してもらうことが必要なのです。
事前に、企業側からレクチャーしておくほうが得策です。もちろん、審査の書類を書く当事者である担当者は、企業概況のいろいろなことを聞いて来ることと思います。まず、企業のいる市場の概況を説明してください。長く付き合っている担当者でも、案外当社のことを知らないものです。
彼らは地域の中で、沢山の業界の得意先を持っており、一日の営業でも、いろいろな種類の会社に訪問しています。しかし、工場や店舗ではなく、「事務所」を訪問していますので、企業概況を肌で感じていることは少ないものです。また、経理の担当者等を窓口としていることも多く、そのような話題は突っ込んではしていないはずです。
彼らがあまり知らない業界の中で、当社がどのようなポジションで、どのようなシェア等になっているのか、去年度の結果はどうだったのか、その理由はこのためにこんな成果が上がったことを理解してもらってください。今年の現況を、直近の月次の決算書、事業計画書、事業実績表などをわかりやすく説明し、どのような仕組みで利益を上げるのかを理解していただいてください。
売上は拡大しているのか、今回の資金需要は、その中で売上好調のため、仕入れが増えており、今後の見通しは、年末までいくらぐらいと計画当初から変更が必要となったため、資金がいつ頃までにいくらぐらい必要であるなど、きっちりと伝えてください。
あくまでも「申請書」を作成するのは、担当者ですので、本当にご理解いただけているかを確認してください。腑に落ちていれば、しっかりと上司に報告し、説明できるはずです。また、次の策も考えて、融資をしてくれるのかどうかの返答日等もしっかりと設定してお願いしてください。
金融機関が、何を持って融資をするのか、それは、金融機関は、その資金使途が明確で、その資金融資によって売上・利益が拡大し、返済できる会社に融資するのです。同時にその内容が確認できる書類があって、担当者が自信を持って説明できる案件なのです。