こんにちは、
融資コンサルタントの小堀大藏です。
あなたの独立起業が成功するよう祈って、このブログを書いています。
それでは今日の話題です。「失敗しないためのリスク対処法」です。
起業にはリスクがあることは、すでに「知っておくべきリスクとは」でお伝えしました。
少し整理すると以下のような内容でした。
- 起業前のリスク
- 事業の失敗への不安、安定収入がなくなることへの不安
- あなたのことを考える家族の反対
- 勤め先の上司や同僚や仲間の反対
- 準備不十分なのに「起業するらしい」と会社で噂を立てられ、追い出される
- 副業として始めた場合は、「副業の禁止規定」に抵触する可能性あり。
- 起業時のリスク
- 会社設立事業開始のための事務手続きには、時間とお金がかかる。
- 自己資金不足
- 資金調達に関する知識不足。
- 許認可などの法的な知識、税務会計や社会保険等の知識不足
- 従業員を確保、教育・訓練不足による見切り発車、外国人を雇用。
- 一時的には、今の仕事との兼業もあり、体力勝負に。健康不安。
- 起業直後のリスク
- 色々な費用発生があり、手元資金が足りなくなる。
- 経営者としての能力不足。(資金ショート、事業運営の失敗、従業員の不足)
これらのリスクに対応することで、失敗の可能性を低くし、不安を低減することができます。することが出来ます。
最初は、起業前のリスク
自分と家族、自分と会社(今働いている)のメンタルによる問題が多いようです。一般的には「ドリームキラー」が現れて攻撃され、不安で前に進めなくなってしまいます。この不安への対処法は、具体的に何が不安なのか、どうしてそう思ってしまうのかです。
多くの場合は、開業の準備が具体的でなく、詳細に渡って検討していないため、家族と同様になんとなくの不安に悩まされているのが実態です。
もう一度、走り出す前に考えてください。たくさんの善意の「ご意見」があっても、自分が独立して起業するというリスクを取るのはなぜか、その情熱が湧き出る想いや、将来目指すものはなにか、そこはしっかり考えてください。
次に、開業前後のリスクです。
とにかく、開業するためにやらなくてはならないこと、気づいていることを作業レベルまでブレークダウンしてください。わからないことは関係者に相談して、いつまでに何を片付けるのか、そのためにお金や時間はどれくらいかかるのかをピックップして、スケジュールに落としてみてください。
もちろん専門家に頼めば、お金がかかるが早いと思います。自分でおやりになるなら、お金は少ないが時間がかかるということになります。必要なのは、お金と相談相手です。
最後に開業後のリスクは、お金と経営者自身の成長です。
自己資金はできるだけ多く準備してください。うまく借入が出来たとしても、返済しなくてはならないことを忘れないでください。また、個人保証不要の融資制度を利用し、将来の個人的なリスクを抑え、将来のリスクにビクビクしないようにしましょう。さらに、クラウド・ファンディング、エンジェル投資家、ベンチャーキャピタルなどの出資を行う制度についても勉強しておきましょう。
経営者として成長してください。経営ノウハウがなければ成功出来ません。起業の際、多くの経営者セミナーに参加したのかもしれません。しかし、付け焼き刃ではなかなかうまく行きません。できれば、起業時から専属の相談相手を見つけておくことです。