こんにちは、
融資コンサルタントの小堀大藏です。
あなたの独立起業が成功するよう祈って、このブログを書いています。
それでは今日の話題です。「あなたは経営者?」です。
こんな経営者から融資の相談を受けたら、私は、断ってしまうことがあります。「あなたは、本当に経営者?」思ってしまうからです。
残念ながら、融資を受けるのは難しいなとはじめから思ってしまい、あえて相談の段階でご支援をお断りすることがあります。反対に、この方には金融機関がよろこんでお金を貸すだろうなと思う頼もしい方もたくさんいらっしゃいます。
そこで、今回は、「融資を受けにくい経営者の特徴」について、お伝えしたいと思います。
- 約束を守らない、行動力に乏しい経営者
- 依存体質で、当事者意識に乏しい経営者
- 他人に文句ばかり言い、感情的になる経営者
- 人の話を聞かない、素直でない、大風呂敷な経営者
- 数字に疎い経営者
1.約束を守らない、行動力に乏しい経営者
私が嫌いなのは、「アポをすっぽかす」「約束の時間の5分前に変更の電話」こんな経営者は、「約束を守らない人」。こんな方の応援をして、返済が約束通りできなくなったら、と心配してしまいます。
融資審査の際に、金融機関は、経営者に対して、いろいろな資料の提出を求めます。そのオーダーに、すぐ応えず、一緒に対応しようという姿勢がない方とは仕事ができません。この先の経営の場面でも行動力のない経営者は必ず失敗します、
2.依存体質で、当事者意識に乏しい経営者
事業計画書を作成する場合、専門家に丸投げしたがる経営者がよくあります。自分の会社の大事な計画書作成は、経営者とともに積み上げるものであって、人任せで作ったものなど計画達成などできません。一体誰の会社なのでしょうか?
また、こんな事を言っては失礼ですが、「経営計画書も丸投げでお受けします」というコンサルタントもいらっしゃいます。そちらへお越しください。
3.他人に文句ばかり言い、感情的になる経営者
売上が上がらないのは、景気のせい、世の中のせい。自分の会社の責任をしっかりとうけとめられない経営者に対して、支援する気になれません。
また、そんな姿勢を正そうと意見すると、すぐに怒り出す経営者がいます。感情的になり、冷静に話を出来ない人は、商売も感情に左右されます。経営者として心配です。
4.人の話を聞かない、素直でない、大風呂敷な経営者
自分の考えに凝り固まって、人の話を聞こうとしない経営者、素直に受け入れることの出来ず否定ばかりされていては、とても「この人のお役に立ちたい」という気にはなれません。
また、大風呂敷を広げている経営者は、とても信用できません。
2.数字に疎い
今はどんぶり勘定で仕事はできません。経営者が数字に疎い場合は、とても金融機関につなぐ気持ちになれません。「出来ない会社」と判断します。
私達コンサルタントも、金融機関の方々も人間です。「応援したくなる経営者」でなければ、本気で支援する気にはなりません。大事なことは、「金融機関の人間の気になって考えること」。そして、どうすれば「融資をうけやすい体質」の会社にするのか一緒に考えましょう。