こんにちは、
融資コンサルタントの小堀大藏です。
あなたの独立起業が成功するよう祈って、このブログを書いています。
それでは今日の話題です。
「飲食店を開業したいAさん、開業までの段取り 店舗引き渡し後得後」です。
さあ、自分のお店の内装も仕上がり、引き渡しを受けました。嬉しくてたまらない時期ですが、同時に、ここからはオープン日とプレオープン日の決定をした上で、逆算をして、いつまでに何をすると決めて走り出す時期です。
オープンに向けたSNSによる販促やチラシ等の段取り、キッチンオペレーション、接客オペレーション、仕入れ業者決定、そして、当初のアルバイトの採用、シフトの決定、毎日の金融機関への対応などを段取りすること、決めなくてはならないことがたくさん現れます。今までのあなたの経験のないことばかりかもしれません。
店舗引き渡し後のオープンに向けてのオペレーションのレベルは、私の専門ではありませんので、詳しくはもっとそれぞれの専門家のお話を聞いてください。
私が指摘できることは、次の3点です。
最初は、工事引渡検査は、しっかりと納得するまでの確認、確認、確認です。
店舗引き渡しの際は、確実に設計業者、施工業者の立会いの上、完成引渡検査を実施し、十分納得した上で、引渡を受けてください。指摘すべき事項があったら、必ずその場で指摘して、回答を得てください。あとから指摘しても、どちらの瑕疵なのか、業者間の立場もあって、なかなかうまく解決できないことがあります。
特に設備動作確認は重要です。電気・ガス・水道・下水道、厨房機器、冷蔵庫・冷凍庫・製氷機、エアコン・空調機器、音響機器、監視カメラ、ドアや窓の建て付け、鍵など、一つ一つの引き渡しは真剣に取り組んでください。その上で、最初に、保健所と消防署内覧をしていただき、現地の確認をした上で、「飲食店営業許可」を手に入れてください。これで、実質、いつオープンしても良い形ができたことになります。
次は、プレオープンまでの段取りは、しっかりリストを作って確実にです。
全品のメニューを試作し、写真や動画撮影して、メニューやSNSに上げるなど販促の段取りも忘れないでください。ユニフォームはどんなものにするか検討しましたか?コンセプトがしっかりしていないと、思った以上にお店の雰囲気に影響するものです。社員やアルバイトの採用や社員研修、アルバイト教育のマニュアルや方針は明確ですか?具体的なオペレーション確認も事前にしっかりやりましょう。キッチンからホールまでの流れ、お客様への提供の所作、ドリンクの提供の仕方など細かいことも決めておかないとあなたのイメージしたサービスは提供できません。会計の際のレジ対応、カードや現金、釣銭の取り扱いも同様です。なお、アルバイトのシフトも重要です。定休日の選定(仮)なども決めて下さい。
最後は、「経営者として考える癖をつける」です。
プレオープンからは、本当の『スタート』です。走り続けなくてはなりません。最終調整の上、体調管理をしながら、オープン日を迎えることになります。まさに、ここから『スタート』です。準備期間は終わりました。ここから「経営者」の仕事が始まるのです。
ここから、毎日の仕事の状態をチエックして、来月には、どんな利益を上げるのか決めて、動き続けましょう!まさに「経営者として考える」です。毎日、利益のことを考えること習慣として身につければ、生き残ることが出来ます。
ところで、事前に検討しておく内容ですが、補助金・助成金申請をきっちり調べて、専門家に相談してください。
「何かありませんか?」ではなく、「この制度は使えませんか?」という姿勢で、探してみてください。人に関わる「助成金」は社労士がプロです。補助金などは、中小企業診断士や行政書士が良いでしょう。最近では、環境や防災(BCP)などでも取れる補助金があったり、その制度を利用することで、融資の際の審査に加点となったりするようなものもあります。皆さんの知恵をお借りしましょう。