こんにちは、
融資コンサルタントの小堀大藏です。
あなたの独立起業が成功するよう祈って、このブログを書いています。
それでは今日の話題です。
「飲食店開業 テナント物件を探して契約する!」です。
昨日も書きましたが、最初に事業計画書を作らなくてはならないのですが、詳細は別にしっかりとお伝えするとして、今日は、物件取得までの流れを確認しましょう。
すでに、しっかりとした事業計画書があり、店舗計画もあることを前提にします。
不動産屋さんには、希望の場所と広さ、階数、エレベーターの有無、家賃などを提示しなくてはなりません。(家賃相場は、インターネットで調べるだけでなく、現地の不動産屋さんに相談して、立地ごとの坪単価を想定してください。)
ここで、あなたの事業計画書が詳細に出来ていると、不動産屋さんの担当者は、あなたの代わりに取捨選択して「希望物件」を絞り込んでくれます。すなわち、あなたの代わりに物件探しを始めてくれるのです。
希望する物件は、1年後に連絡があるのかもしれませんし、明日なのかもしれません。ターゲットに定めたエリアの不動産屋さんを回って、早めにお願いしていきましょう。良いパートナーを探してください。
物件が空く予定がわかると、不動産店が該当するお客に連絡をくれます。自分の会社の取扱い物件であれば、優先的な対応が可能かもしれません。少しでも気になった物件はとにかく中を見てください。席数、内装、設備、営業年数と、他社の状況でも参考になる情報が沢山あります。
そのエリアや商店街、駅との位置関係や人通り、平日だけでなく、色々な条件でも何度も足を運んで確認し、市場調査をして、あなたの事業計画書のいろいろな側面にしっかりとフィットしているのか、妥協できる範囲なのか、慎重に検討してください。
不動産は一度決めたら、他に移ることは極めて困難です。
他方、不動産はお見合いみたいなもので、不動産屋さんには、他のお客様がありますとか、こんな物件は二度と出てきませんなどと決定を急がれたりするものです。その時も、あなたが持っている事業計画書の基本的な、変更できない条件であるのか、あるいは妥協可能な範囲なのかを立ち戻って決めてください。
手を上げたら、その場で手付金や、契約のスケジュールが示され、お金の出費と同時に、開業に向けてすべての検討事項が一挙に走り出します。手付金や保証金には金融機関が融資しない場合がほとんどです。
もう一度確認してください。そこはあなたのターゲットしたお客様が集まっていただけるスペースですか?あなたのお客様がリピーターとして通ってくれるエリアですか?昼はいかがですか?イベントの際はどんな対応が可能ですか?
あなたの事業計画書の予算はいくらでしたか?他の予算を圧迫するような金額ではありませんか?
物件の取得には、大きなお金と責任がかかります。そうは言っても、慎重になりすぎると、いつまでたっても決めきれません。決断力が重要な場面です。
でも、あなたが決定するしかないのです。
自信を持って、喜んで契約できるためには、事前の事業計画書があって、それを手がかりに一部を修正しながら、計画を見直し、決定するステップが必要です。